2011-08-17

Attacking against Hill

上野敬裕(STCI)監督に前投稿「RESISTANT RUN」を取り上げて頂きました。調子乗って再び投稿します。(上野さん、blog見てるんですね)
ヒル(Hill)トレーニングに関する目的は様々ですが、本チームでは3つの点をフォーカスしています。全てがトレーニング科学によるエビデンスに基づいたアイデアではなく、、私のコーチ経験や選手の反応を頼りにしています。したがって、万人に通用するアイデアではないことをご了承下さい。

1.効率的なランニング動作
2.主観的中程度の努力感でも追い込める
3.専門的走筋群へのアプローチ

1.当然のことですが、平地比べて接地タイミングが速くなるわけですから、接地足(支持足)を身体を通過した後、脚が身体後面で巻き上がるような動作が起きると接地タイミングが遅くなります。したがって、余計な動作が含まれない動作パターンを習得すればどんな坂でも攻略出来る筈です。

2.主観的中等度の努力感で走っても坂の傾斜によってトレーニング負荷を得ることができる。インターバル時間を短くすることでより負荷をかけられる。心肺持久力と筋持久力のトレーニング効果を期待しています。

3.地面に対する足部の姿勢を見ています。シューズのアウトソールと地面が平行にならないように、つま先を上げて(背屈)、足裏にもう一本アキレス腱を作るようなイメージで接地(写真)&弾ませることを狙ってます。しかし、これはつま先が地面に対して鉛直方向に向かって接地するような脚の動作パターンではありませんので、誤認しないで下さい。


以上、長くなりましたが坂トレーニングのコンセプトです。繰り返しますが、エビデンス半分、経験半分のアイデアです。