2012-12-29

Event Specificity

オフ・トレーニング期に入ってから1ヶ月が過ぎましたが...報告です.
今年のオフ・トレーニングからの試みです.数年前からも試験的に取り組んでいましたが,今年から本格的に導入しました.以下,ある日のトレーニング風景です.

トレーニング前のミーティング後...選手は個々にストレッチング,ランニングスキルの確認してます.そして,ウォーミングアップ開始しました.
はい,その通りです.ジョッグしません.
これがアップです.ウォーミングアップにしては激しい動きですが,アップなんです.スプリント,ジャンプ系種目の選手のアップです.

 『ウォーミングのアップの目的は,ケガの防止とパフォーマンスの向上...」,「一般的な方法としては軽いジョギングや体操の後にストレッチ,マッサージなどを行い...その後,各競技に合った軽い運動をしましょう』らしいのですが...現実的にはそんなこと言ってられないのが現場です.

授業後,選手がトラックに出てくる時間帯の外気温は10℃を下回っています.のんびりジョギングしてスタティックなストレッチングして...これでは身体が温まるとは思えません.さみぃ~よ,というのが理由.簡単なストレッチングや股関節周囲のエクササイズをしたら,即,中程度以上の走速度でShuttle Sprint(シャトルスプリント)のスタートです.

「ケガしないの?」と他の運動部のコーチから質問されましたが,主運動自体は主観的努力度60-70%程度なのでケガしません(してません).主運動ではなくスプリント間のリカバリー時間で負荷を加えています.